治療院・整体院のライト層集客とリピート獲得の方法【5:25:70の法則】
治療院・整体院の集客で「ホットペッパーからの集客はリピートが取れない」「回数券が売れない」という悩みをよく聞きます。
結論から言うと、これは「ライト層」に対して「治療」を売ろうとしているから失敗しています。
この記事では、ライト層の特性を理解し、リピート8割を達成するための方法を解説します。
ライト層とは
ライト層とは、治療を必要としない軽い悩みを持つお客さんのことです。
- 肩こり、疲労回復目的
- 明確な症状や痛みを抱えているわけではない
- 「治療」を求めていない
- 期待値が低い状態で来店する(マッサージ屋さん感覚)
- 休息すれば自然に回復する層
市場構造:5:25:70の法則
施術を受けるお客様は、大きく3つの層に分かれます。
| 割合 | 層 | 特徴 |
|---|---|---|
| 70% | ライト層 | 肩こり・疲労回復目的。休息すれば回復する。治療不要 |
| 25% | 患者層 | 治療が必要 |
| 5% | 重症層 | 何をやっても改善しない |
市場の70%はライト層です。パイが大きいのにライバルが少ないのが特徴です。なぜなら、多くの治療家は「リラクゼーションは邪道」というプライドがあり、ライト層を狙わないからです。
ライト層が集まる媒体・キーワード
ライト層が集まりやすい媒体とキーワードがあります。
- ホットペッパー
- Instagram(Meta広告)
- Googleリスティング広告の「肩こり」などのキーワード
「肩こり」で検索している人はリラクゼーション目的が多く、ライト層が集まりやすい傾向があります。
ホットペッパーの特性
ホットペッパーはライト層が集まる代表的な媒体です。
- 20-30代女性が60-70%を占める
- 悩みの圧倒的1位は「肩こり」(スマホ・パソコンの影響)
- リラクゼーション媒体として利用されている
- 疲労回復目的で肩こりの改善をしたい人が集まる
患者層(25%+5%)が集まる媒体
一方、患者層はGoogleリスティング広告の重症系キーワードに集まります。
同じリスティング広告でも、キーワードによってライト層か患者層かが変わるという点は重要です。
ライト層へのアプローチ:失敗パターンと成功パターン
失敗パターン(従来の治療院スタイル)
ライト層に「治療」を売ろうとするから失敗します。
- 長いカウンセリング・問診(「施術時間に含まれてるの?」と思われる)
- 症状の原因説明、通院計画の提案
- 回数券のクロージング
- 「このまま放置すると悪化します」という危機煽り
ライト層は「そこまで求めてない」ので引かれてしまいます。
成功パターン(ライト層対応)
- 施術時間を最大化(カウンセリングは施術しながら)
- 感動体験を4回以上与える
- クロージングせずに「また来たい」を引き出す
- 体の変化で「もっと良くなれる」を見せる
リピート8割達成の5つのポイント
1. 感動4回の法則
施術中に「わー、すごい」という体験を4回以上させることが重要です。
具体的な手法:
- ビフォーアフターを1個ずつ見せる(首の可動域など)
- 圧痛検査(施術前に痛い→施術後に痛くない)
- 遠隔治療(足首を調整して肩こりが取れる→魔法に見える)
- 筋膜の連動を見せる(MMTテストなど)
「整体は体験型エンターテインメント」という意識で、喜ばせる・驚かせることを重視しましょう。
2. カウンセリングは不要(施術時間を最大化)
ライト層は「60分なら60分施術してほしい」と思っています。
具体的な手法:
- 予診票を確認したらすぐ施術開始
- カウンセリングは施術しながら行う
- 仰向け施術をメインにして会話可能な状態を作る
- 「プロなんだから触ればわかるでしょ」という期待に応える
3. クロージングも不要
感動させていれば、相手から「また来たい」「次いつ来ればいい?」という言葉が出ます。
具体的な手法:
- 施術で感動させることに集中
- 相手から言われなければ:「〇〇さんの体のことを思うと、次も来た方がいいと思うので時間作ってください」
- 売り込みではなく「施術者としての責任」として伝える
4. 体で分からせる(技術で勝負)
口ではなく、体の変化で「もっと良くなれる」を実感させます。
ポイント:
- 通院計画のトークより技術を見せる
- 今持っている技術で十分戦える
- プラマイゼロ→プラス10の状態を体感させる
5. 初回料金の設定
適切な初回料金で来店ハードルを下げつつ、リピートにつなげます。
商品設計:「治療」ではなく「整体」を売る
施術には5つの要素があります。
| 要素 | 内容 | ライト層の関心 |
|---|---|---|
| 治療 | 痛みを取る(マイナス→ゼロ) | 低い |
| リラクゼーション | 疲れを取る、気持ちいい | 高い |
| 美容 | 姿勢矯正、骨盤矯正、小顔など | 高い |
| 予防 | ゼロを維持する | 低い(つまらない) |
| コンディショニング | ゼロ→プラスへ(調子を良くする) | 高い |
ライト層には「コンディショニング」がリピートの鍵です。
コンディショニングの考え方
治療・予防・コンディショニングの違い
| 種類 | 目標 | お客さんの感情 |
|---|---|---|
| 治療 | マイナス→ゼロに戻す | 目的達成したら終わり |
| 予防 | ゼロを維持する | つまらない、続かない |
| コンディショニング | ゼロ→プラス10へ | 楽しい、続けたい |
コンディショニングの訴求ポイント
- 「あなたが普通だと思っている状態は、実は良くない状態」
- 「あなたの体は本来もっと調子良くなれる」
- 経営者層に響く:「コンディションを整えると仕事がはかどる」
ライト層は「プラマイゼロ」だと思って来店しています。ここを「プラス10」に持っていけることを体感させれば、リピートにつながります。
差別化のポイント
チェーン店・リラクゼーションサロンとの差別化は実は簡単です。
- 資格を持っている
- キャリアが10年、20年ある
- ベテランの施術者がやっている
多くの治療家は「リラクゼーションは邪道」というプライドがあり、ライト層を狙いません。だからこそ、ここが空いています。パイが大きいのにライバルが少ない市場です。
まとめ
ライト層(肩こり・疲労回復目的)の特徴:
- 治療を求めていない
- コンディショニング・リラクゼーションを求めている
- 施術時間を最大化してほしい
- 感動体験を求めている
このライト層に合わせた対応をすれば、リピート8割は達成できます。
ホットペッパーやInstagram、「肩こり」などのキーワードで集客している場合は、ライト層向けのアプローチに切り替えることを検討してみてください。